top of page

普段私たちが生活する上で、お世話になりっぱなしの設備は毎日の豊かさを享受する為のいわば縁の下の力持ちと言えますが

いざそれらの設備が何処にどう配置され、どういう仕組みで成り立っているのかは殆ど関心を持てず終いというのが現状ではないでしょうか?

目にしない(出来ない)からこそ、いざ問題が起きてしまうと結構厄介な事になりがちなのも事実!ですね!!

< 普段よりご質問の多い事例について以下、Q&Aにまとめてみました >

 

 

キッチン流し台系の漏水チェック

 

水漏れのサインは何時もとは違う“違和感”となって現れる事もしばしばです。

具体的には、【音】【カビの臭い】【目視 (シミ、カビ等)】の3点で読み取りましょう。

また、流し台下の物入れスペースにぎっしりと物が詰まっておりますと

サインの見逃しに繋がりやすいですので定期的な整理を兼ねて

月1程度のクリーニング&チェックを習慣にしてみるのもお勧めです。

 

01

お風呂場ユニットバス系のご質問



 普段のお掃除で見逃しがちなのが排水トラップ部分です。​

湯船の溜まり水を栓を抜いて流すと洗い場全面にあふれ出す事はありませんか?

もしもそうでしたら、一度流し口の中(排水トラップ)のお掃除をなさってみて下さい。

無理にこじ開けるような事をしなくても簡単に外せる仕組みになっておりますので

順序立てて進められますし、意外と簡単だったりしますが無理やりは禁物です!

また、入浴後の換気は少し長めを心掛けてしっかりとなさって下さいね。

特に冬場は排気口から冷気が逆流する事もしばしばですから配管がある程度の

長さがある場合には途中に水溜りが起こり得ますので要注意です。

02

洗面 シャンプードレッサー系のご質問

 

平成に入る頃の時期にシャンプードレッサーが流行り出しましたが

日々の使用頻度により対応年数が随分と違ってくる部分といえます。

洗面化粧台の下もやはり定期のクリーニング&チェックが大切ですね。

具体的には、【蛇口本体】【シャワーホース】【接続部分のパッキン】等の

経年劣化に因るところが殆んどですからこの3点で読み取りましょう。

特にシャンプードレッサータイプのものはここの奥に水受け用のポリ容器が

設置してありますので要チェックです。

また、シャンドレの部品交換は古くなると難しくなる事が多いですのでご注意を!

タイプにもよりますがある程度古くなった洗面化粧台は全取っ替えが無難です。

最近は随分とお得な商品も出ていますので・・・。

03

洗濯機系のご質問

 

洗濯機の下には大概の場合、洗濯パンがありそこに排水用のトラップがあります。

洗濯機の排水ドレン(ホース)がきちっとはまっているかを時々確認してみましょう。

築10年程経ったお住まいは年に1度の排水管清掃がキモとなります!!

排水トラップには意外とホコリ、綿クズ、髪の毛、泥、洗剤カス等が詰まるものですので

簡単に外せる所まで外しトラップ部分のお掃除をオススメします。(外した順番は大切です)

洗濯機本体の水の取り込み口部分にはストレーナー(網)が入っており

長年使用しておりますとここにサビ等が詰まり、段々と水を取り込み辛くなってきます。

蛇口を締めてから清掃してみて下さい。

それから、蛇口は洗濯機専用のものとそうでないものとがありますが洗濯後に蛇口を

締められていますでしょうか?

締められない方は専用蛇口をオススメします。

万がいちホースが外れてもストッパーが水を止めてくれますので安心ですね。

また、引越し先で水が出ないと大騒ぎになる事がありますがこれは暫らく未使用のために

水道の蛇口のコマパッキンが貼り付いてしまう事に因ることで起こります。

水道メーターのバルブを締めてコマパッキンの交換をしてみて下さい。

 

04

トイレの漏水、詰りに関するご質問

 実はトイレの水漏れも結構頻繁に起こります。

便器中にちょろちょろ出てくるのも、りっぱな水漏れといえますし水道料金も当然上がります。

15年も経つとこの様なちょろちょろ(水の波紋)が起きても不思議ではありません!!

大半がボールタップとフロートバルブが原因ですのでこの2つを交換してみて下さい。

何せこの子達は同時期に経年劣化しますので・・・。

また、一時期流行りましたタンク内のペットボトル作戦は誤作動の元にもなり得るので

しない方が無難といえます。

ウォシュレット本体からの水漏れであればそのメーカに連絡を取るのが近道です。

それはそのメーカーでなければ部品が揃わないからです。

便器周りでは、幾つかの原因が考えられます。

【おしっこの場外乱闘】【便器と配管の繋ぎ部分】【タンクから】等・・・。

ただ、【おしっこの場外乱闘】の様にティッシュで拭いて確認が出来るものはご家族にも

それとなく聞いてみると解るのですが原因が不明だったり手に負えそうにない場合は

結果的にはプロに任せた方が良いと言えます。

最近はホームセンターでの部品の品揃えも充実しておりますので、簡単なものは

挑戦するのもいいですが、あくまで手順が判り工程がイメージ出来る範囲内でが無難ですね!

 

 

05

06

その他のご質問

 マンションの場合、よく聞かれるのが【専有部分】【共有部分】についてです。

管理会社、管理組合により多少異なりますが

【専有部分】

「区分所有法」による表現で、個人の所有権が及ぶ部分特定の個人が独占的に

利用できる部分(壁(界壁)や天井で仕切られた住戸内部居住空間)のことです。

所有者個人の判断で、譲渡リフォームができるとされています。

パイプスペース内の湯沸かし器や部屋内に在る全ての給排水設備も

全てこれに当たります。

【共有部分】

基本的にそれ意外の部分となりますが

ただ、緊急避難用にもなる“ベランダ”や共有使用の縦の排水管(デットスペースにあるもの)

水道メーター等はこれに当ります。

そして、修繕となった場合にはこの部分の費用は当然ながら全体で積み立てされている

修繕費から出してもらうことになります。

やはり個人使用かそうでないかは管理組合に確認されるのが無難ですね。

bottom of page